自分の喜びから、他人を喜ばせる、へ変わると何が起きるか

オリンピックを見ていて、勝利した人のインタビューを聞いていました。

誰かのため、
競技の面白さを知らせたい、
勇気感動を与えたい、

など、「自分のために」頑張ったということ以上に、「自分以外のために」と話しをしている人が多いように思いました。
「誰かが喜んでいるところを見るのが嬉しい」は、巡ると「自分のため」のように見えますが、直接「自分のため」のみと、「誰かのために頑張った事が自分を喜ばせる」とでは、間接的に他人が関わっているので、より真剣に物事に向き合うことができる気がします。よく言われることですが、「人に教えると、自分もより多くの学びを得る」ことも似たように、自分以外の人のために、自分も学ぶ事が多くなり、真剣に勉強をするようになります。

「自分の喜び」を体現したあとのステップ

お茶でいうと、「自分の喜び」は、こんなことではないでしょうか。

  • お点前を、間違わないでできるようになってうれしい
  • 道具についての知識が、勉強することで増えたことが実感できた

この二つの例を、「他人を喜ばせる」という視点から見ると、

  • お点前を流れるように落ち着いてできることにより、お客さんにリラックスして楽しんでほしい
  • 道具について聞かれた時に、お客さんが知らないことを教えてあげて、お客さんの知識を広げることができるように勉強をしたい

とも言い換えられます。自分の喜びのためと、他人を喜ばせるため、だとどちらが頑張れそうですか? 私は、他人を喜ばせるためにと思った方が、頑張れます。
これには、まず「自分の喜び」を感じてから、「他人を喜ばせる」とステップが存在するとおもいます。「自分の喜び」を飛ばして「他人を喜ばせる」のは困難と感じます。

「自分の喜び」を自分で感じられるまで頑張り、それらが問題なくできるようになってくると、「他人を喜ばせる」ことに集中できます。お茶の場合で言うと、まずはお点前と知識を勉強することが、自信をもってお客さん(他人)にお茶を点てられる第一歩です。
恐る恐るお点前をしている人よりは、余裕たっぷりで悠々とお茶を点ててもらったほうが、お客さんもリラックスして楽しんでもらえると思います。

「他人を喜ばせる=もてなし」はその人のために考えられた一期一会の空間

他人を喜ばせる」=「もてなし」として考えてみるのはどうでしょう。
お茶で、お客さんへのもてなしについて考えることは、「その空間をどう心地よく思ってくれるか」を考えることです。「こういう人には、こうしたほうが喜んでもらえるかな?」と、招待した人のことを考えて、さまざまなことを決めます。
その時集まったメンバー、季節、話題、記念などのさまざまな要因により、同じ「もてなし」は存在しません。それが、一生に一度だけの機会を表した言葉、一期一会です。

うまく行ったか、うまくいかなかったか、その経験の積み重ねにより、もてなしを、誰に対しても、できるようになっていくのだと思います。

どんなことを念頭に置いて、考えるのかは、招待する人と自分の都合で分けてみます。

招待する人について
>どういうパーソナリティなのか
>好きなもの、嫌いなもの
>どういう状況で招待するのか

自分の都合について
>予算
>準備にかけられる時間の制限
>手伝ってくれる人手

招待する人についてのことを先に考えて、それらをどう自分の都合とすり合わせていくかで、決めていきます。

と、それを書いていたら、それってデザイン考える時とかなり似ていますね。デザインだけでなく、どんな仕事でも、こういう事を考えて決定しているのではないでしょうか。
私はデザインの仕事なので、日々感じますが、おなじような案件でも、時代、トレンド、ターゲット、予算、担当者、により出来上がってくるものは、一つとして同じものはありません。これも一期一会。お茶で、もてなしについて考えるように、一つ一つの仕事を、誰かに喜んでもらえるようにやっていきたいです。







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Ria
フリーランスでデザインの仕事をしつつ、週末はお茶のお稽古や、お茶を楽しむ会を実家のお茶室でひっそり開いています。グラフィックデザインと茶道を往来する中で、茶道の知識がデザインに役立ったりしています。
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