もうすぐ七夕です。七夕といえば、「笹の葉さーらさらー」の歌です。子供は毎年、保育園で歌っていました。その歌詞を読んで見ると、昔の生活は今と違っていたんだなと、時代の移り変わりを感じます。
保育園で歌われる歌は「童謡」が多いです。七夕の歌も童謡ですよね。童謡は作られた当時の生活が言葉で表現されています。なので、現代の私たちが聞くと「それなんだろう?」と思う言葉もあります。
人間の生活が「七夕」や「たき火」にも影響する?
七夕の「きんぎんすなご」というのは「金銀砂子」と書きます。金や銀の箔を四角く細かく切ったり、砂のように粉々にしたもので、紙を装飾する技法のことです。襖や色紙、昔の書や絵画でも使われています。七夕は夏の夜空の星を愛でる行事なので、夜空のキラキラした星を金箔や銀箔の輝きにたとえて歌詞がつくられたということです。この歌が作られた当時は、夜になったら空は暗く、天の川や星々が空一面に屏風絵のように見えたんだろうと思います。当時の夜空を見て見たかったですね。
「たき火」の中に「しもやけおててが もうかゆいー」とありますが、手にしもやけができる子供はあまり見かけないですよね。歌が作られた当時は手にしもやけができている子が多かったでしょうね。多くの人が豊かになり、暖房器具が買えるようになり家の中が暖かくなった。それとも、温暖化で、冬が暖かくなってきたからでしょうか。それは気のせいかもしれませんが、実感のない歌詞を子供たちは歌っているんですね。
気候変動には関係ありませんが、「おかあさん」の歌の歌詞は当時の生活ですよね。せんたくも、たまごやきを作るのも「おかあさん」。現代では、2番は「おとうさん」にしてほしい(笑)。これを歌って、「おかあさん」に全部お任せではなく、当時を懐かしむノスタルジーの歌として、とらえてほしいですね。
現代の童謡が未来でどう聞かれるんでしょうね。
「子供向けに作った歌」「子供が作った歌」が童謡と呼ばれるそうです。そういうと現在も童謡はつくられていますよね。NHKのみんなのうた、の新作も童謡になりますよね。
子供受けする、リズムがいい、歌詞が面白いという歌をよく耳にします。そういうものの中から「この時代はこれがキレイだったんだね」「こういう生活していたんだね」と伝わるような歌がでてくるんですね。
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