「刹那」ということばが最近気になります。
(写真とはあまり関係ありませんが。。いちおう11月なので) 先日とある所で、先生が話していたことから始まりました。 「お茶ってさっぱりしていること、べたべたしていない関係。」
それを思うと、 お茶で言う、一期一会って「刹那だなー」と。
英語の単語で「刹那」ってなんて置き換えられるのかとウェブ辞書で探したら、 Moment, Instant だったんだけど、刹那の感じとはちょっとちがうような気が。。 で、こんな感じかも。
Transitory 一時的な、つかの間の、無常な、はかない そうそう、こんなイメージかも。 (英語ネイティブではないので、これで合っているのか微妙ですが。) この英語訳をみていると、禅の「諸行無常」とつながりますね。
諸行無常:すべての現象は絶えず変化するもの 昔は、変わり行くことは、なんか「悲しい・侘しい・寂しい」感じがすると思っていて、 その良さが分からなかったけど、最近その良さが分かる気がしてきました。
悲しさや侘しさ寂しさがあるから、嬉しさが輝く。悲しさや侘しさ寂しさを、目の当たりにして、 「自分にこんな気持ちがあったのか」と、 気がつき、そしてこころが騒つく。
絵、文章、音楽などの表現も、人のこころにどのように触れるかを検証すると面白いかも。 それが、嬉しいことや愛かもしれないし、悲しいことや侘しさかもしれない。
芸術や美術が表現している「美しさ」って「こころが動かされる」だと。 そう考えると、美しさは、人のこころの触れかたの方法だけあると思う。 それは、アーティストとかプロで表現している人にだけできるわけではなく、 全ての人ができる、ことなんじゃないかな? 日常を送っていて、瞬間にこころが奪われる。美しさを見ることってありますよね。 それは、ほっこりするような、嬉しさ、愛もあるけど、 こころが一瞬で奪われる、侘しさ、寂しさとしても。
その美しさも、その時にしか見られない事、 自分の気持ちの状況により、二度と同じ感じ方はできない。 その刹那により、その輝きが増すとも思う。 瞬間が輝くということ。
「諸行無常」「刹那」 うーん。気になる。
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