茶道人口の未来

先日参加した会で
お茶を習う若い人が少なくなったので、 そういう人たちに
どうやってきっかけを作ってあげるか。
また、長く続けてもらうようにするか。

という話しを聞いてきました。
その方が言っていたのは、今は昔に比べお稽古ごとの種類が多い。
フラワーアレンジメント
英語
ピアノ
パン作り
ヨガ など。。

昔は華道、茶道、習字、そろばんぐらいだったものが、
とても数が増えている。その中で「やってみたい!」と選ばれて、
続けてもらえるようになるような習い事として、確立しなければならない。
ということをおっしゃっていました。

確かにお茶の印象は、「敷居が高く特別な人やるもの」のような印象があります。
それを特別な人ではなく、日々暮らしてる私のような普通の人でも、
楽しめるようなものなんだ。ということをもっとみんなに知ってもらえたらな。
と思います。

なので、
必ずお茶室ででなくてもいいし、
必ず着物を着なくてはいけないわけでもないし、
必ず古くて高価な道具を使わなければいけないわけでもないし、
必ず和菓子でなくてもいいし、

あと、お茶席で話す言葉も、普通の日常に使う言葉で普通に会話をすればいい。
道具を訪ねたりとかする時に、日常では使わないような言葉を使ったりすると教えられました。
(またそれも 違う世界の言葉を知るという意味では良い刺激にはなると思うんですがね)

それが、「やっぱり自分の日常からは遠いんだ。」という
印象になるようなことも確かです。

1)親しみやすく日常の中で使える実践的な楽しさ
2)知的好奇心を満たす未知の世界を知る喜び

どっちを取る方がいいのか、その辺は悩むところです。

多分初めの方は 2)のスタンスで、その方が「もっと知りたい!」と思ってきたら
1)のスタンスにすればいいのかな?
そういう段階を経て習うような、習い事としてやっていけばいいんじゃないかな?

そんなふうに思ってるだけで答えは出ないですけどね。
でも、敷居を高くしてしまうには、あまりにももったいないことが
茶道にはたくさんある。と思うのでそれをできるだけ
多くの人に知って欲しいなあと思います。

私は裏千家なので、釣釜は三月ですが、
表千家さんは四月なので、きょうも釣釜です。







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Ria
フリーランスでデザインの仕事をしつつ、週末はお茶のお稽古や、お茶を楽しむ会を実家のお茶室でひっそり開いています。グラフィックデザインと茶道を往来する中で、茶道の知識がデザインに役立ったりしています。
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