お茶で生計を立てることができるのか?


私の通っているお稽古で、先生がある方のお話をしていました。
「お花(華道)の先生として生計を立てて、シングルマザーで、 子供を育て上げたのよ。」
と。

その時に先生は、
「お花は 生計を立てられるけど、 お茶は生計を立てるのには向かないのよね。」
と言っていました。

もちろん、お茶で生計を立派に立てている方もいらっしゃいますし、お花はそれに向かないと思っている方もいると思います。
私はお花を習ったことがないので、あくまで想像でしかないのですが。最近「女性の経済的自立」を良く考えているので、自分の考えの覚え書きとして、お茶とお花を比べてみようと、書いていきます。

お花が生計を立てるのに向く理由を考えてみます。

1)道具の数:初期投資の額が多いか少ないか。
2)その技術が 応用できる範囲:習いたい人の数、希望者が多いほど売り上げが上がる。

と言ったところでしょうか。

1)道具の数について

お花は、大きく言って、
>花器
>生花
場所も、洋室でも、和室でも広さも問いません。
生花はそれだけで、季節感がありますよね。
(大きく言い過ぎていたらすいません。もっと道具必要かもしれません)

お茶は、1年を通してそれぞれの季節に合った道具を利用します。
>お釜(毎月変えようと思えば変えられるくらいの数)
>香合
>水差し
>お茶碗
>茶入
>掛け軸 などなど
お稽古で来てもらうには、多く揃えて勉強して欲しいと思うので
数々揃えたくなります。そういう事をしているうちに、頂いた月謝はすべて道具へ。。と消えていくのかな。
あと、一番大きな道具。お茶室です。

2)その技術が 応用できる範囲について

お花は大きく言うと、「お花を素敵に飾る」ことがメインです。
それは家の玄関やリビングにも飾れたり、お花をプレゼントする時に、取り合わせやバランスの知識が、役に立ったりしそうです。

お茶は 色々な 知識が身に付きます。
懐石料理、和室での作法、お菓子の種類、 窯元や焼物、季節、 歴史、書、着物等、が考えられます。
しかし上記の知識を発揮される場が少ないと思います。

お花となると、家を素敵に飾りたい。という理由等で、気軽に始められるのではないでしょうか。なので、習う人の人数が違い、多そうです。

なので、先生の知り合いの方は、
「シングルマザーでお花で生計を立て、子供を育てられた」のかな。

仮に「お茶で生計を立てる」となると、何が必要なのか
お花の2つの理由をよく考えてみると、ヒントが見つかるかもしれません。







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