教養って「ある」と表現するものだと思っていたら、「香る」という表現もあるんだと、先日本を読んでいて気づきました。
「ある」と「香る」ではきっと使い方が違いますね。
「ある」話しや持ち物で分かるような目に見える形で現れるもの。
「香る」黙っていても、存在で分かる。視線や立ち居振る舞いで分かるもの。
見えるものと見えないものの表現のちがいかな。受け取る側にも香りを感じる教養が必要だから、自分のレベルが上がらないとなかなか香らないかも(笑)。
これを聞いて思い出したのは、「香りを聞く」という言葉。
香木を炊いた時の「匂いを嗅ぐ」ことは「聞く」といいます。物理的に匂いの成分を鼻に入れて細胞が反応する(多分?)ことではなく、香りに心を傾け楽しむことだそう。
「教養」も「匂い」も実際手に取れないもの。手に取れないものを表現する言葉って面白いですね。
椿ももう終わりですね。
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