四歳児のお茶への意気込み

娘のお茶熱が上がって来ています。
喜ばしいけれども、自分のお茶熱も上げて、頑張らないと!

最近暑いので娘の洋服の衣替えをしていました。
去年買った甚平が出てきて、それを見た娘は

「今度ばぁばの家に行く時に、これを持っていく!」

と意気込み、

「白い靴下はどこにある?」と聞くので、
白い靴下って何だっけか?
あー。七五三の時に写真のお店から、
もらった「白いのびのび足袋」のことでした。

それを渡すと、
「甚平を着て白い足袋を履いてばあばのお家でお茶をやる!!」

と、実家帰省の時に自分のリュックに入れて、持って行きました。

やる気満々だな〜。

実家に着いた時、ばあばは留守。
でも部屋に入るなり、おもむろに甚平に着替え、足袋を履き、

「これからお茶をする!」

と言って、何の茶室の準備をしていないのに、
娘の心の準備だけが整ってしまいました。

移動で疲れていたし、抹茶缶からちょっとだけ抹茶茶碗に入れて、
シャカシャカしてもらうかなーと、思ったのですが、

やる気満々の子に、省略したものを見せるのも、
「これで、後々のやる気をそいでしまってはイカン!」と思い直しました。

釜に湯を入れ、お茶を漉し、 棗に入れて、 と一通りお茶ができる準備をしました。

その準備も、ただ待っているだけではなくお茶を漉したり、棗を運んだりと、
用意を手伝ってくれました。

水屋仕事もお稽古のうち。

シャカシャカが最近急に上手になり、綺麗に泡が立つようになりました。
抹茶を一杯ずつ、お菓子を一つずつ、食べました。

では、お稽古終わりにしようか。といって

「終わりの時には、お座りをして、お辞儀をして、挨拶しようね。」

と向かい合い、正座をし、手をつきお辞儀をした時に、

「今日はどうもありがとうございました。」と声をかけると、

「とてもお菓子も美味しく、楽しいお茶をありがとうございました。」

と教えてもいないのに、娘の口から言葉が自然に出てきてびっくり!
そのあいさつの受け答えの熟れ具合が素晴らしく、私が習うようだな。
と感じ 面白かったです。

家族や周りの人の言葉をどこかで聞かれているんだな。と思いました。
私も日頃の言葉遣いや行動など気をつけなければ、と思いました。

日常の生活態度がお茶につながります。

(自分への戒めとして)







コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA