茶杓の銘:ぜひ使いたい八月の季語

今月の季語を紹介します。一年の中で一番暑い八月は、毎年お休みのお稽古場も多いと思います。なので八月の季語は、お稽古での茶杓の銘として使われる機会が少ないですよね。


そんな中でも夏と秋の時期を表現する素敵な言葉があります。ぜひ覚えておいて、いつか使ってみたいなと思って書きました。

私が気に入った季語をモチーフ別に4種類にわけてみました。

コンテンツ
  • 海に関する季語
  • お盆に関する季語
  • 自然に関する季語
  • 秋の気配を感じる季語

それぞれ紹介します

海に関する季語

不知火(しらぬい)
陰暦の8月1日(2022年は8月30日ころ)あたりの夜明け前ころに、九州の八代海と有明海の沖に、たくさんの火がついたり消えたりし、水面にゆらゆらと広がる現象のこと。不知火とは、その現象が「なにかわからぬ」という意味。

浜土産(はまづと)
海を感じさせる物のこと。貝殻など。

波がしら(なみがしら)
波の盛り上がった頂点。白い泡がレース縁取りのようになっている感じでしょうか。

お盆に関する季語

8月の中旬はお盆です。その時期に関係する季語は以下のような言葉があります。お盆で行われる事にちなんだ言葉が多いです。

門火(かどび)
迎火(むかえび)
精霊舟(しょうりょうぶね)
灯籠流(とうろうながし)
走馬灯(そうまとう)
送火(おくりび)

その中でも気になったことばです。
如意(にょい)
僧が読経・説法のときに持つ道具の名称。
如意とは「思い通りになる」との意味もありますが、8月の季語としては、道具の名称のことでしょう。

自然に関する季語

空蝉(うつせみ)
「蝉の抜け殻」のことをです。土からはいでてきて殻を脱いで成虫になります。成虫になってからは2週間ほどで死んでしまいます。空っぽの殻をみると儚さを感じます。

八重葎(やえむぐら)
夏に生い茂るつる草。幾重に重なり合い藪になる。その藪になった様子を季節の言葉として表しています。

忍草(しのぶぐさ)
シダ類の植物、ノキシノブのこと。 太い木の幹や岩の表面、古い家の軒端などに生い茂る。

秋の気配の季語

燈涼し(ひすずし)
暗くなってからが涼しい夏の日の意味です。日が落ちて、家に明かりを灯、涼しさを感じ安らかな気持ちになることです。

肇秋(ちょうしゅう)
秋の初めのこと

秋立つ(あきたつ)
暦の上で秋になること。立秋過ぎ

初嵐(はつあらし)
立秋を過ぎに、初めて吹く強い風のこと。
2022年の立秋は、8月7日
です。

八月尽(はちがつじん)
8月31日のことです。 尽(じん)の意味は終わりです。それを8月と合わせて8月の一番最後の日を表しています。


八月は気温も高く夏真っ盛りです。八月の始まりは海にまつわる言葉が使われますが、終わりの頃には、季語も秋の気配です。実際は日差しが強く暑くても、秋の言葉を使うとちょっと涼しい気持ちになりますね。







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Ria
フリーランスでデザインの仕事をしつつ、週末はお茶のお稽古や、お茶を楽しむ会を実家のお茶室でひっそり開いています。グラフィックデザインと茶道を往来する中で、茶道の知識がデザインに役立ったりしています。
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