お茶の集い世界編@ミラノ

2007年11月の終わりに、イタリアミラノの日本料理レストラン
でお抹茶を現地の方々にふるまってきました。

以前から、お茶を世界各地で点てるというプロジェクトを計画をしていて、今回はその記念すべき第一回目。

このプロジェクトを計画するにあたって、一つ決めたことがあります。それは、茶道は日本の伝統なのですが、「伝統」の型に忠実であるよりも、自分からみた「日本」を感じるお茶を差し上げるということです。それを考えながら、着物と道具を選びました。そして、レストランのイメージも考えていた事にぴったりだったので、とてもラッキーでした。
それでは、そのご報告をします!

場所を提供してくださったのは、ミラノでとっても人気の日本料理レストランO-ma.ca.se(オマカセ)。かわいいネコのキャラクタと店内インテリアがモダンで素敵なお店です。
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日本から持ってきた着物、黒の鮫小紋に、晩秋の時期に合うように落ち葉が刺繍された帯コーディネートしました。普段お茶室では、使わない帯留めも今回はしました。この帯留めがすごくイタリアの方々には好評でした。

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準備も整い、いざ!レストランへ!
タクシーの運転手がたまたま若いおねいさんだったので、
着物に興味シンシンでした。「かわいー」から始まり
「足は寒くないの?」とかお話しました。
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お店では、こんな感じで広告を出させていただきました。

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お茶会の前に、「ばらチラシ寿司」を頂き。腹ごしらえ。
チラシ寿司のプレゼンテーションが素敵で感動!
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デザートの「きな粉ティラミス」もすごくおいしい!
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お茶は、午後1時から3時までブランチに来たお客さんの中で、食後にお抹茶を希望された方々のテーブルにいって、盆略お点前をすることにしていました。

お客さんのブランチも終わりに近づいたころ、イタリア人の方からお抹茶の希望が入り、早速テーブルへ出向き。
「Buongiorno」
「これから、お抹茶を差し上げます。」
と、お点前を始めました。

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お菓子は、「たねや」の「湖東散歩」。秋のいろいろな物の形をしたお干菓子です。
お懐紙は、鳥獣戯画のプリントがされたものを使いました。
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2人ともお抹茶を飲むのが、初めてだったそうですが、「おいしい!」と言ってもらえて、私もうれしい!

お客さんのテーブルでお点前をするので、道具や、抹茶についてとかいろいろと質問も気軽にしてもらって、楽しくお点前させてもらいました。
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それから、他のテーブルにも回って、合計5テーブルほどでお点前をさせてもらいました。

この日の前日、「どんな質問が出ても自信をもって答えられるように」と茶道関連と日本の歴史について、ネットで調べて仕込んだのに、出た質問は、「抹茶を買った場合どのくらいの期間おいしく持つのか?」や「日本では茶筅は普通に売っているのか?」とか、以外と普通で拍子抜けしました。でも、それだけ、気軽で親しみやすかったということだと思っています。

いろいろな方々のご協力のおかげで、第一回目が大成功に終えることが出来て、
とってもうれしかったです!皆様本当にありがとうございました!

第2回目の場所はどこにしよう〜。
ご希望があれば、どこにでも行きたい!

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Special thanks to Rumiko & Manuel







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Ria
フリーランスでデザインの仕事をしつつ、週末はお茶のお稽古や、お茶を楽しむ会を実家のお茶室でひっそり開いています。グラフィックデザインと茶道を往来する中で、茶道の知識がデザインに役立ったりしています。
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