真冬の着物防寒対策で効果的な3つ+1の事

一年で一番寒い時期に着物を着て出かける必要のある行事、初釜。初釜に参加するときに私がやっている3つの防寒対策を紹介します。具体的なアイテムは以下3点プラス1点を紹介します

このページで紹介していること

1)着物用ウールのコート
2)肘あたりまであるロング手袋
3)足袋の下に履くハイソックス
プラス1)カイロは手の届くところに貼りましょう

初釜会場に向かう道中が一番寒い

一年の始まり1月の最初のお茶を初釜といいます。例年初釜は、家のお正月行事が終わった頃、1月の中旬に催されます。二十四節気の「小寒」「大寒」の間の時期に当たるため、文字通り寒いです。まれに雪が降ります。それほど寒いので、私の防寒対策は、初釜対策でもあります。

着物用のウールコート

シンプルなデザインのコートを一生モノとして買いました。本当に必要あるのかな?と買ってからも疑問だったのですが、使ってみて本当に買ってよかったです。
私は年を取ってからも着られるように、以下を気にしました。

黒色:どんな着物にも合うし、汚れも目立たない

軽さ:年を取ると重さも気になるだろうと、ちょっと値段が高かったけどカシミア入にして軽さを選択。

ウールのコートを買う前は、厚手の道行と洋服でも使えるカシミアの大判ショールでやり過ごしていました。大判ショールは、道行がツルツルしているので、歩いていると肩から落ちてくる。見た目のシルエットがずんぐりしていて姿が良くない。という2つの不満があったにも関わらず我慢して使っていました。3年前、我慢も限界に達して、ウールのコートを買いました。

コートがあるなら使わないともったいないと、積極的に秋から着始めて節分や2月春先ぐらいまで使っています。ウールのコートだと服のクリーニングとして出せるので洗濯代も安くなって便利です。

肘あたりまであるロング手袋

着物で寒いところは腕と脚です。特に腕は女性の着物の場合、身体側の袂が開いているので肘から下が布をかけただけになります。ヒートテックのような長袖を着物の下に着てもいいんですが、茶室に入ると袂から見えます。それはカッコ悪いですよね。なのでなるべく長袖や7分袖の下着は着ないように、でも寒くないように。と考えた対策です。

ヒートテックはノースリーブか短めの半袖

外を歩く時は肘あたりまである長めの手袋を着用

手袋は着物用ではなく洋服用で購入しました。洋服の手袋ですがモコモコとした手編み風のカジュアルなものはではなく、薄めの手袋を使った方が私の持っている着物には似合いました。

足袋の下に履くハイソックス

足の防寒も大切です。草履は靴下を履いたサンダルで寒い中を歩いていることと同じなので、とても寒いです。とは言っても草履をブーツにすることもできないです。足首から膝にかけての靴下を履きます。

これもチラっと見えてしまうと姿が良くないです。なので、室内に入ったら脱ぎます。茶室に入るとき、ちょうと足袋を履き替えますよね。そのときに一緒に脱いでしまいます。それで帰り支度のときに履きます。

足袋の下に足袋用の靴下で、二枚重ね

茶室に入る前の足袋を履き替えるときに靴下は脱ぎ、帰り支度で履く

カイロは手の届くところに貼りましょう

本当に気温が低いとき、カイロを体に貼ります。そのときに気をつけるのは、着物をきていても手の届くところにカイロを貼っておいた方がいいです。寒いからと背中や腰に貼ると、ちょうど帯の奥になり、着物を着た後で取れなくなってしまいます。そうするとあたたかい室内では、暑くなり、また低温火傷になる場合もあります。なので、ちょっと着物をまくれば手の届くところに貼りましょう。


2022年の初釜私の先生のところでこの週末に行われるもの予定でしたがコロナの関係で中止になってしまいました。先生も高齢なので初釜で誰かから感染してしまったらどうしよう。。っていう心配も私たちにはあったので、その点では中止になり安心しました。
しかし、初釜の楽しみである着物のコーディネートと美味しい花びら餅が、来年までお預けなのはちょっとさみしいです。







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Ria
フリーランスでデザインの仕事をしつつ、週末はお茶のお稽古や、お茶を楽しむ会を実家のお茶室でひっそり開いています。グラフィックデザインと茶道を往来する中で、茶道の知識がデザインに役立ったりしています。
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