夏の終わりのタンスの整理。私が必要だと思う着物の枚数は6枚だった

夏も終わり、涼しくなってきたので、家の不要なもの整理をしようと思っています。
そこで毎回問題になるのが、タンスにたっぷりと詰まった着物です。

自分で買ったものは片手で数えるほどしかありません。しかし、知り合いから「着なくなった」と、譲り受けて、タンスがいっぱいになってしまっています。

ものを減らして、掃除やメンテナンスしやすくしたいので、着物の数を減らしたい。
「本当に気に入ったもの」を残すと思っていますが、気に入ったものがたくさんあった場合、
数が減らないのも困ります。なので、家に残す着物の枚数の目安を考えてみたいと思います。

必要な着物の枚数を決める

ちょっと前に、この本が話題になりました。

「フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣~」

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10着でも毎日のコーディネートに困らない。とは、「何にでもマッチする汎用性の高いアイテムを10着集めている」訳ではなく、「自分のスタイルを決める」という個性を作り出す作業なんだと思いました。

これを着物で考えてみると、私の場合、着物は7着。(帯は別に考えています。帯も5本くらいで事足りると思います。今回は着物の話を中心にします。)減らすことにより、以下3点を実現したいです。

  • タンスのスペースが空くと探しやすくなる
  • メンテナンスがしやすく、管理が行き届く
  • いつもお気に入りの着物が着られる

これがスムーズに実現できるといいな。

カテゴライズして考えてみたら、6枚で十分だった

私は、お茶などお稽古事で普通の人よりも回数多く着物を着ています。着物を2種類に考えています

1)消耗品:お稽古事で使うもの
2)美術品:儀式でつかうもの

1)消耗品

洋服は長く着られるものもありますが、消耗品です。着物も同じで、お茶など習い事で使う着物は消耗品と考えます。消耗品でもメンテナンスをしっかりすれば長く着られます。好みが変わったら、染め直しをして、好きな色に変えることも可能です。なので、処分のタイミングは「飽きたら」ではなく、物理的に布がすり減ったり、直せないダメージがあった場合です。お稽古事で使う着物は、裾に刺繍がないものを選んでいます。お茶の場合は、畳に正座をしているので、刺繍が擦り切れてしまう場合があるからです。ちゃんとしたお稽古にも使えるように、紋入りの色無地がいいと思います。しっかりしたものを購入し、それを毎年メンテナンスしながら持ち続けるのが、場所的、メンテ費用的にも理想です。

消耗品の着物の枚数は、5枚(夏用1枚、単1枚、合わせ3着)

2)美術品

美術品と呼ぶのは、結婚式に出席するときや、初釜に着る訪問着や、成人式の振袖など、特別な機会の着物です。一生に数回しか着ないですが、メンテナンスと保管を正しく行なっていると、孫の代くらいまでは着られます。刺繍や凝った染めなど、手間がかかっているので価格も高く、保管も気を使う。ほんとうに美術品です。気に入って所有しているのなら幸せですが、購入するのは一生に2枚までかなーと思います。最近は、訪問着と振袖はレンタルでもいいのではないかと思っています。ただ、レンタルだと気に入ったものがない場合があるので、一生に一度の特別な機会には、気に入った着物で。と思う人には不向きですね。

美術品の着物の枚数は、1枚(1枚の場合は控えめな柄、結婚式出席はレンタルを利用)

なので、1と2を合わせて6枚にするのが理想です

現在の枚数はおよそ14枚(8枚オーバー)

持っている着物の枚数は、実家のものを含めておおよそ、14枚。理想的な枚数より8枚多いです。いただいたものもあるので、今の自分の好みにマッチしているのか?を自分に問います。そして、私のそう遠くない未来の50歳、60歳での「自分のスタイル」を作り上げるために、着物を厳選します。

タンスに入らなかった「着物の処分」もなかなか厄介なので、それについては、また日を改めて。







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Ria
フリーランスでデザインの仕事をしつつ、週末はお茶のお稽古や、お茶を楽しむ会を実家のお茶室でひっそり開いています。グラフィックデザインと茶道を往来する中で、茶道の知識がデザインに役立ったりしています。
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