「抹茶ラテ」をお茶室で作ってみました

先日久しぶりに実家の茶室でお茶を点てました。茶室でお茶を飲む前に、すでにコーヒー、紅茶を飲んでいたので、「ちょっと抹茶は重いかな。。」と感じたので、お点前で点てた抹茶に牛乳を入れて、「抹茶ラテ」として飲むのを試してみました。そのことを紹介します。


抹茶はいつも家の冷凍庫にあるので、「飲みたい!」と思ったら、飲めるので外のカフェでは注文したことがありませんでした。
先日外で「抹茶ラテ」というものを飲みました。ショッピングモールで入ったカフェが、たまたま日本茶専門店だったので、コーヒーの選択肢がなく、
「ちょっとお腹も空いてるしミルクが入ってるのがいいな〜」と思って抹茶ラテを注文してみました。


http://www.nanasgreentea.com/
ナナズグリーンティー

ここのロゴ(上記ホームページからスクショしました)、王冠のように見えるのは、茶筅の根元の部分を簡略化しているように思えます。

ここの抹茶ラテが、結構美味しくて、「今度、家でもやってみよう!」と思っていたところでした。
台所やリビングテーブルで、お茶碗に抹茶を入れてシャカシャカ茶筅を振って、あたためた牛乳を注ぐ。もいいですが、茶室の席中でやってみるのも面白いかなと。点前の流れの中でやってみようかなと試してみました。

茶室で抹茶ラテを出してみる、準備ノート

◽️お菓子の準備
コーヒーを飲む時に出す「ミルクピッチャー」的な容器(片方に注ぎ口があるような)に熱めに温めた牛乳を入れておきます。それお盆に乗せて、そのとなりにお菓子をのせた懐紙(もしくは銘々皿)を用意。

こんな感じです。お菓子は、和洋折衷で。。

◽️お点前の準備
通常の薄茶平点前の用意。


◽️お点前の流れ
薄茶平点前のお菓子を出すタイミングで、準備した「ミルクピッチャー載せお盆」をお客さんの前に置いて、挨拶します。このとき、「お茶ができましたら、お好みでミルクをお使いください」のような挨拶してもいいかな〜

普通に薄茶の平点前をします。その時に抹茶は茶杓2杯入れますが、3杯ぐらい多くしておきます。普通にお湯を注いでお茶を立てます。抹茶が多めで湯量は普通なので、ちょっと濃いめになります。
お客さんがお茶を取りに来て、挨拶後、飲む前に自分の前で牛乳を入れてそのまま頂く。
という流れをでためしてみました。

流れも止まらず出来たので、カジュアルな集まりの時には、やってみてもいいかな。
この時のお菓子は、あんこ系の和菓子でもいいですが、クッキー、チョコレート、かすてらとか洋風なお菓子もありですね。お客さんは洋服とかでもよさそうだし、ちょっとお友達が来た時とかにもう1回試してみようかな〜。

で、とある作家さんを思い出しました。

台所やダイニングテーブルで抹茶を点てていただく。のは、

「茶道を日常に取り入れる」
ですが、

私が今回試して見たのは、
「日常を茶道に取り入れる」
ことです。

昔、赤瀬川原平と言う作家・前衛美術家さんが、夏に山盛りのかき氷(シロップのかかってない細かい氷のみ)に茶室で点てた抹茶を上からかける、抹茶かき氷を作る。という記事を見たことがあります。


その時、
「夏暑いから茶室で抹茶かき氷食べられるときっとうれしいよね。」と、それいいね!と思いました。

「夏は涼しく、冬は暖かく」

は、お客さんが心地よい空間を作って「もてなす」精神です。なので、お客さんに合わせて、現代の生活に合わせていろいろ工夫すると、よりお茶も楽しくなるのではないでしょうか?

赤瀬川さんの、「抹茶をかき氷にかける」その時には、トッピングを用意したら喜ばれるんじゃないかな〜。あんこ、しらたま、練乳とか席中で乗せて食べたらおいしそうですね〜。







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