乾燥米麹で手作り味噌をジップロックに仕込みました

フードプロセッサー、大鍋も無しで、みそ3.5kgをジップロップ(Lサイズ)に仕込みました。「簡単」というのをネットでみたので、気軽に作れるものかとおもったら、一日がかりでした。

ちなみに、出来上がりは、数か月後。春ころに仕込む味噌を春仕込みといって、3-4か月くらいで食べられるみたいです。冬季に仕込む味噌は半年くらいかかるみたいです。

【分量】
大豆 1kg ゆでた水も使います
麹(乾燥) 1kg
塩 500g

所要時間:トータル5時間くらい(豆を一晩水につけるのは除きます)
大豆をゆでる→3時間半
大豆をつぶす→1時間半
大豆と麹、塩を混ぜて袋に入れる→1時間
麹の量は多くすると甘い味噌になるみたいです。大豆や麹の種類で味の違いがでてくるのかな?今回つくった味噌がおいしいかったら、いろいろ試してみたいです。近所の富沢商店では冷凍の麹がありました。乾燥と冷凍麹の違いとか、次回があるならトライしてみます。

初めて挑戦した方法を紹介させていただきます。

前日からの過程、大豆を茹でるまで

約3ヶ月間でおいしい味噌ができて、作り方も難しくなさそう。それなら、ささっとできるかな、と思って軽い気持ちで始めました。(それが意外と大変だったのですが。。)


まず前日にレシピを見たら「大豆2 kg で出来上がりが7 kg 」とありました。

7 kg は初めて作るにしては、多いのでその半量大豆1 kg を、麹1kg 、塩500gを近所のスーパーで買いました。スーパーから帰ってきて、家の一番大きな鍋で一晩ふやかしておきました。


朝起きてびっくり!お鍋から溢れんばかりの膨らんだ大豆!鍋口ぎりぎりのところまで来ていました。

これではこの鍋だけで茹でられない。。ということでもう一つ2番目に大きな鍋を出して、コンロ2つを占領して大豆をゆでました。


しっかり茹でておかないと、次の行程「大豆を潰す」が硬いとできないので、「指でふにゃっとつぶれるほど」かなり柔らかくしておく必要があります。また大豆を柔らかくするのは、蒸すのではなく、茹でるのが必要です。乾燥麹を使うと、乾燥麹をふやかす為に茹で汁が必要です。

ゆでながら出てきた灰汁をすくって約3時間。途中で蒸発した分の水を加えたり、つきっきりでゆでました。茹で終わったら、茹で汁をつかって、麹をふやかしておきます


乾燥麹はチョコレートの板のようになっているものだったので、それをボウルなどにポロポロに崩して入れ、大豆の茹で汁を加えておきます。

味噌つくり行程で一番大変だった「大豆をつぶす」

味噌を潰すのに苦労しました。
ネットで作り方を見たときに
「ポテトマッシャーで大豆をつぶす」
「大豆をビニール袋に入れて綿棒でたたく」
とありましたが、マッシャーはあまり役立たずです。

ポテトマッシャーは戦力外で、しゃもじとすりこぎ棒でがんばります

ポテトマッシャーは穴から豆がでてきてしまいます。

つぶれないことはないけれど、穴からもれた豆を、すこしずらしつつ、マッシャーでつぶす。のは乾燥大豆1kgの量には大変です。


ビニールに入れて、めん棒やすりこぎ棒も潰せるけど、力がかかり、つぶせる面積が小さく。。


なにか他に道具がないものかと探していたら、おおきなビンがありました。
これが一番よかったです。スイスイつぶせました。
ビニールを2重にして、瓶をゴロゴロ転がすだけ。

ピクルスとか入れる大きめのガラス瓶です


おおきいので転がすのも大きく転がせるし、重みがあるので、ちょっとのちからで、豆が潰れます。時間と労力の節約になりました。

つぶした豆は、大き目のビニールに入れて、そこで麹と塩と混ぜます。(大きなボウルでやったほうがやりやすいかも。。)

そして、豆をつぶしたものを2つのビニールわけて、麹と塩も半分にして各ビニールにいれ、それをビニールのなかでまぜまぜしました。一つのビニールだと量が多すぎて均一に混ざらないため、二つに分けました。

それをジップロップLの袋にいれたら、合計4袋。この袋で数か月保存するので、二重にしました。


一ヶ月後に天地返しといって、中をもう一度混ぜます。
そして、3、4ヶ月寝かします。
秋の初めくらいには、手作りの味噌が食べられるかな〜。カビないように祈るばかりです。

手作り味噌の(次回があるなら)改善点

味がよければ、また作ってみたいですが、今回の反省点は、


量が多かった


です。この半分くらい大豆500gを年何回か作るほうがラクかな。レシピでみた大豆2kgは一年分を一度で作るイメージだったのかな。


スーパーで売ってる750gの味噌を1.5ヶ月で一回購入すると、考えてそれの一年分は、


750g x 8回 = 6kg


なので、大豆2kgで出来上がり7kgを想定しているのかな。作業自体は一回で済むけど、大量なので、フードプロセッサやタライ、仕込みの樽も必要になります。


少量だったら、大豆を茹でるのを、ホットクック(シャープの自動調理器) かシャトルシェフ(サーモスの保温調理器)で三時間任せられます。


大豆を潰すのも短時間で終わりそう。保管する場所も取らなそうだし。。ジップロックL2袋だったら。でも三ヶ月に一度味噌作りは、忘れそうかな。つくったらすぐにたべられるわけでもないし。。。


三ヶ月に一度、味噌作りの時間を数時間取られるか、一年に一度、丸一日味噌作りに当てるか。。
悩ましいですね。

今回の味噌の味がよければ少量で年数回作るのを試してみようかな。

できたらまた報告します。







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Ria
フリーランスでデザインの仕事をしつつ、週末はお茶のお稽古や、お茶を楽しむ会を実家のお茶室でひっそり開いています。グラフィックデザインと茶道を往来する中で、茶道の知識がデザインに役立ったりしています。
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