今年も練習しました。茶壺の紐結び。3本の正絹紐を使って、茶壺を飾ります。
[Before 壷]11月の口切りの茶事で使われる飾り壷です。口切りとは、その年の新茶抹茶をいただく行事です。新茶葉を壷に入れて茶事の日に口の封を開け、当日に石臼で引き
抹茶にします。
その新茶葉をいれているのが、この壷です。
紐の結び方は、「真・行・草」と3種あり、それぞれを一本の紐で作っていきます。
1年に一度だと何年やってもなかなか覚えられません。毎回、完成した結び方の写真を見て、どこに紐を通すかを確認しながら作業しています。これが、知能テストっぽくってなかなか面白いんです。空間感覚を試されている様な感じで。
おちついた焼物の土の質感と、自然な光沢のあざやかな朱色の正絹紐の対比が鮮やかで素敵。この時期じゃなくても飾っていたい気分。
これを考えた人の美的感覚はすごいな。
コメントを残す