花の弟とは?

今日9月9日は重陽の節句です。なぜ「重陽」という名なのだろうかと、思ったらこんな理由が。

陰陽思想では奇数は「陽」の数。「陽」の数の一番大きい数が9。それが重なる日であるため、「重陽」。(wikipedia)

私は菊の形をしたお菓子を見かける日くらいの認識しかなかったので、ちょっとした新発見(苦笑)。

この日は菊が咲き始める頃から「菊の節句」とも言われます。
菊の異名には「弟草(おととくさ)」がある事をこの本から知りました。

美人の日本語/山下景子(幻冬舎文庫)
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以前、梅の異名として「花の兄」があることをこのブログで書きました。それを書いていて、「兄があるなら弟もあるのかな?」と思っていたら、この本にその答えが。梅は一年の中で一番早く咲く花であることから「兄」。菊はそれからだいぶ遅れて咲く事から「弟」。

兄や弟等なぜ男性の呼称なのか?と女性の私はちょっとひっかかりました。しかしそれにも答えが。弟は「乙人(おとうと)」から来ていて、男女関係なく若いことを表す言葉だったそうです。

昔は杯に菊の花びらを浮かべて宴を催したそうです。空や風が秋めいて来た今日の様な日に、菊の花を愛でながらそんな宴もしてみたいですね。







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