風炉の灰型

4月の最後の週末、先生のお宅で道具の出し入れのお手伝いをしてきました。

4月まで使っていた炉から5月から使う風炉へ変わる際、道具がいろいろと変わります。火の位置が変わるので、炉の灰を片付けて、風炉に炭を入れる準備をします。(自宅の茶室はマンションなので炉、風炉共に電気です。灰や炭の事が出来ないのが残念です。)

炉の灰は、半年使った分の細かい炭の破片が残っているので、ふるいに掛けて取り除きます。そして、番茶で湿らせて、茶色い色をつけて、大切に11月の炉開きまでお休みさせます。

風炉の準備は灰型を作るのがメインイベント。
写真は私が担当させてもらった「遠山」という型です。

01_2

土風炉に灰を盛り、灰で向こうに山がある風景を作っていきます。ざっくりとバランスを決めて形をつくったら、灰匙で面を撫でます。
02

息を止めてすっと灰匙を動かすのは、緊張感があり精神統一できます。
(まだまだきれいではありませんが、以前よりはよくなっていると信じて。)

出来上がった灰型の炭が入る底に、八卦の水を表す「坎」を描きます。
炭火の陽に水の陰で対して火を鎮め、安全を願うという意味があります。

風炉のお稽古も楽しみです♬







コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA