一月のお稽古の床の間、「松竹梅」の話の続きです。
お稽古の準備をしていた時、今年もお正月に使う事の多い、
松の意匠がある棗を使おうと思っていました。しかし、床の間に松があります。松の意匠が茶室内で2つ重なります。なので、シンプルな黒中棗をチョイス。
「同じ意匠、2つは野暮になる」と先生が以前仰っていました。道具の取り合わせや設えのルールとして、守っている事の一つです。
同じ意匠を取り合わせたいのなら、3つを取り合わせます。3つを取り合わせると「尽くし」となります。3つ同じ意匠を使うのは、やはり趣向のメインの演出として。見せ場を作るのにいいと思います。
桜尽くし、梅尽くし等、花が咲いている時期に催すお茶事だったら、お茶室もお花が満開で、気分も盛り上がりますね。
私は、「尽くし」が何種もできるほど出来る程お道具を持っていないのですが(笑)将来のために、いろいろ見て勉強していこうとおもいます。
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