栗の渋皮煮と和歌山の柿。栗の渋皮煮は、昔習っていたお茶の先生の娘さんのお手製です。
以前から11月に行われる先生のお稽古や、稽古茶事等で栗の渋皮煮と柿を見かけていたのですが、「なぜ見かけるのか?」をあまり気にしていませんでした(
恥ずかしながら)。
11月なので、口切りと関係しています。口切りは、その年の新茶を茶壺に入れておき、11月の炉開きのときに茶壺の口を切りその年のお茶を出す事です。
お茶人のお正月というおめでたい行事です。
その茶壺を茶師が運んでくる際、ご祝儀として
山に実る季節の栗と柿を土産として持って来たそうです。
その土産を、口切りの茶事のお客様にも出し、
茶師の心配りをお客様にも提供する意味。
茶師の気持ちと季節の実りに感謝して
栗と柿を頂くという事だったのですね。
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