益子陶器市2012

先のゴールデンウイークに栃木県益子の陶器市にいって来ました。

人生初の陶器市。夕方雨に降られながらも、楽しい市でした。

陶器が安く買えるのが陶器市かと思っていたら、そのほかにたくさんの作家さんも、テントで器を展示していました。若い作家さんを発掘している、バイヤーみたいな人も来ていたなぁ。

そして、作家さんのテントで私がかったのは、これ。

201205_01

スリップウェアの大皿。線にライブ感があって好き。

201205_02
花入(写真がぼけててすいません。。)
です。

スリップウェアの器は以前、濱田庄司さんの益子参考館に行って、その展示で見たのが素敵で、いつか欲しいなと思っていました。

スリップウェアはイギリスで発祥して、日用品として使われていた器でした。オーブンにいれるときの器で「割れたら捨てる」感覚の器だったそうです。イギリスで衰退した技術だったのを、濱田庄司さんらが、見直して日本で作るようになり、そして、またイギリスでも見直されるようになったそうです。

釉薬を注ぎ口のついた柄杓のようなもので、スイスイと模様を作ります。

作家さんによると、「考え過ぎると硬い模様になってしまうので、ただスイスイやると良い」とのこと。余計な事を考えないのが結構難しいみたいです。

作る時に苦労する点、スリップウェアの歴史について等お話しを聞かせてくれました。作り手から直接買えるのも陶器市の魅力ですね。

花入は、おしゃれなお兄さんの作。この方のテントにはずーっとお客さんがいましたね。アースカラーにブルーが効いた(私の買った花入れはアースカラーだけですが)、きれいな色の器をたくさん展示されていました。ご本人の服装もそういう感じ。作り手と作品の共通点を発見したり、そういうのを見られるのが面白いですよね。

そして、数日後に、竜巻が益子周辺を通りましたが、陶器市の皆さんは大丈夫だったのかすこし心配です。テントも沢山ありましたし、外に大切な作品を並べている方々もいらっしゃったので。。ご無事をお祈りします。







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