お酌は好きですか?

忘年会シーズン突入しました。
私は飲み会の席で “お酌” するのが好きです。
なぜなら、そこに昔の人が考えたコンセプトとデザインが
あると思うからです。
先日、数人(20代から30代)で食事に行きました。
場所は創作和食のオシャレ居酒屋。
ビールを注文すると瓶ビールで、人数分のグラスが出てきました。
それぞれのグラスへは、他の人が注いであげます。
それを見ていて、誰かが
「お酌する習慣って、合理的じゃないよねー」
「そうだよねー」
とその場にいた人ほとんどが、”お酌” は必要ないのでは?
と考えていました。
「なぜ、3口くらいですんでしまうような小さいグラスなのか(注ぐ回数が増える)」
「各自がジョッキで頼んだ方がいい」
「わざわざ席を立ってお酌にまわるのは不自然」
などが理由です。
その理由も分かります。しかし、”お酌” をコンセプトと
デザインの視点から見ると下記のように考えられます。
コンセプト:
その場に集まった人がインタラクトするためのコミュニケーションが生まれる動作を作り出す。
デザイン:
和食の繊細な盛りつけには、小さいグラス、おちょこや杯が似合う。
多分この2つの理由から “お酌” が出来ているのではないかなと。だから、必要だとも思い、お酌するのが好きなんでしょうね。







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Ria
フリーランスでデザインの仕事をしつつ、週末はお茶のお稽古や、お茶を楽しむ会を実家のお茶室でひっそり開いています。グラフィックデザインと茶道を往来する中で、茶道の知識がデザインに役立ったりしています。
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