着物は付け帯を利用して、時間と仕上がりを確保しています

私は、着物を比較的多い回数来ています。だいたいお茶の稽古は着物なので、月に大体2回ほどです。なので、普通の人よりは着物を着る機会があると思っています。着物を着るまでにかかる時間は、1時間です。通常洋服で出かける場合と比べての1時間早く準備を始めなければなりません。この1時間の内訳は、着物をうまく着られた時の時間30分。プラス、間違えたり、形が気に入らずにもう1回やり直したいと思う時のための保険として、30分ぐらいの余裕。です。

その30分の余裕、保険の部分を節約できるのが、付け帯です。
付け帯とは、簡単に帯がつくれるものです。
帯結びの部分、胴体に巻く部分と二つに分かれていて、自分の胴体にベルトのように巻いて、そのベルトに帯結びをくっつけるというものです。ほかにも、二つに分かれていないものなどいろいろ種類はある様子ですが、私の持っているのは二つに分かれているものです。私の着物生活で手放せないのが付け帯です。

付け帯は、「帯が手で結べない人用の初心者向け」ではなく、着物を着る人の、時間の余裕、状況などに合わせて、省略できるところを取り除き、形など見栄えも兼ね備えた、道具である。と考えなおしました。

付け帯を利用することにより、着物を着る機会が増えて、着物を着る機会が増えればタンスで眠っている着物が活用できるんじゃないかな、と思ったのでこれを書いてみました。

着物を着るための時間を合計してみました

着物を着るための時間はどのくらいかかるでしょうか。さきほど着物を着る時間は1時間と紹介しました。でも、それ以外の着物を着るための時間はざっとこんな感じです。洋服で出かける時と比べて、合計で約1時間くらい余分にかかっています

前日:着る着物の準備 20分
着物、帯、襦袢、小物などを準備します。着物にアイロンをかける必要があれば、もうちょっと時間がかかります

当日:髪のセット 20分(ロングヘアの場合)
昔は髪の毛が長かったので髪の毛をまとめる時間がかかりました。夜会巻きはすぐうまくいくときもあれば、決まらない時もあるので、20分は確保していました。今はショートカットなので、洋服のときと同じ要領で、寝癖が付いていないように、ドライヤーを熱風と冷風を交互に当て、ツルツルにしています

後日:着物をしまう 30分
着物を着た当日は、衣紋掛けにかけておき、埃をはらいます。後日畳んでタンスにしまいます。

また、一度も締めたことがない新しい帯を着たい場合、は前もって一度締めてみます。どのぐらいの長さで胴に巻けばいいのか、柄の位置などを覚えて、当日締め直しがないようにします。この過程も入れるなら、着物を着るための時間はもっとかかりますね。

着物にかかる時間を効率化したい

私も以前は、帯は手結び派でした。「着物を着るということは帯は手で結ばねば!」と言う固定概念がありました。毎回手結びで、ほぼ二度ぐらいやり直しながら、着物を着ていました。その考えが変わったのは、母のタンスに入っていた喪服を見た時でした。その喪服セット、帯が付け帯で作られていました。「喪服なのに付け帯なんだ!」と聞いたら、
「お通夜、葬式など準備が忙しい時に、煩わしくなく、さっと着れるようにするために、喪服は付け帯がいい。」と言っていました。
着ていく場所、着物の格に囚われることなく、着る本人の状況や時間の余裕に応じて、省けるところは省く、付け帯にしてもいい。その時にとても腑に落ちたことでした。それから私は手結びでやらなければという思い込みを捨てて、今は時間の余裕を優先しています。

手結びの時は、「時間に間に合うかな。どうかな。」とドキドキしながら結び直す、もしくはちょっと変でも、あきらめて、そのまま出かけてしまうということもよくありました。絶対に形に失敗したくない日、ギリギリの時間になりたくない日、の保険で使っていました。着物を着る時間は30分短縮になりますし、帯の形がいつでも決まっています。

ただ前で結びにこだわる必要があるのかという問題もあります6着物教室の宣伝などで手結びで帯が結べますありますががこれは全ての火をつけよう日に作り変えることは不可能なのでおむすびで食べた方がいいのですが私は忘れない程度にで結びができれば後は全て付け帯でいいんではないかと思っていますただつくよビンの付け方も本当にくっつけているという感じではなく少しぺったんこではなくふっくらしたような感じで着られるばいいなと思っていますが

子供がいるので、あまり時間に余裕がない。というのもあるんですが、やはりさっと着られてて、さっと出かけられるということを考えると全部の帯を付け帯にしたくなるくらいです。本当に気に入ってる帯は、形を作ってしまわず、一本でもっていたいですが、一本のままにしておくと、機会が付け帯よりも減ってしまいます。さっと着られるように、お気に入りの帯での結び方を練習すればいいんですけどね。その練習する時間も取ることがあまりできないので、その時間が「取れない、取れない」と思っているうちに、その帯が似合わない年齢になってしまう。。。と思うと、早いタイミングで付け帯にしてしまった方が良いかなと考えます。

いまは、2つに分けない付け帯の作り方もあるので、それを利用して、手持ちの帯を、徐々に付け帯にしたいと思います。







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