新年の初釜の稽古でつかわれていた島台茶碗から、六角形と五角形のシンボルについて気づきました。
島台茶碗とは、2つのお茶碗が重なってつかう重茶碗です。
この茶碗、普通は円形が多い高台の形が、それぞれ五角形と六角形になっています。
その意味は
五角形=鶴
六角形=亀
六角形は亀甲で甲羅を模したシンボルです。和物のデザインで亀甲文様が使われているからなじみもありますね。
このお菓子屋さんのヴィジュアルアイデンティティも亀甲文様がデザインされています。
「亀屋万年堂」さんです。
(余談ですが、ここのお菓子は美味しい。お正月の花びら餅です)
では五角形が何故鶴?
それは、
鶴が飛んでいる姿が、頭、両羽、
両足の先を線で繋ぐと五角形だからだそう。
重なったお茶碗に「鶴亀」の意味がありました。
絵で表すのでは無く、高台の形で表現している事に感動して、書きました。
茶道具の控えめなシンボルを見つけて、その意味を知ると楽しいですね。
:::::::
私の覚え書きとして、島台茶碗の「島台」の意味をちょこっと。
島台茶碗の島台とはめでたい儀式の時に使われる飾り物。
——
しま‐だい【島台】
婚礼その他のめでたい儀式のときの飾り物。州浜の台の上に松竹梅を作り、これに尉(じょう)・姥(うば)を立たせ、鶴・亀などを配したもの。蓬莱山(ほうらいさん)をかたどったものといわれる。
goo辞書から
——
コメントを残す