今月はお茶では大事な月。季節の変わり目です。
お釜の位置が春夏の「風炉」から、秋冬の「炉」になります。
そして昔は、5月に摘んだ新茶を夏の間茶壺に入れています。
その茶壺の口を切って、 お抹茶として、初めて頂く時期でもあります。
なので「お茶のお正月」ともいわれますね。
今回は、集いに何度か参加したことのあるお客さん達でした。
お茶を楽しいと思って、リピートしてくださることは、とてもうれしいです!
着物の似合う時期にもなってきましたので、着物の方も半分いらっしゃいました。
この時期に使われるお菓子は、「亥の子餅」。
旧暦10月(現在の11月)の亥の日に食べて、
無病息災・子孫繁栄、冬の間の厄よけを願うお菓子です。
そして、お干菓子は、渋皮付き栗甘納豆と銀杏の落雁でした。
私は、夏の暑さが好きなんですが、お茶を通してみると、
寒いことも悪いことじゃないんだなと思います。
外の寒さのおかげで、暖かさがうれしく、
お茶室がすごく和む気がしますよね。
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主菓子
亥の子餅(鶴屋八幡)
形もコロっとしていて、愛らしくおいしいです!
干菓子
渋皮付き栗甘納豆(銀座鈴屋)
和三盆の銀杏型落雁(七條甘春堂)
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