茶道のお稽古に行くバックの中には何が入っているのか?
いろんな方の持ち物から、16点をリストしました。必須の物から、あると便利な物用意がいいなと思った物たちです。
これを読むと、茶道のお稽古に行く際に「〇〇持ってきておけばよかった。。」ということが少なくなると思います。
ところで、利休七則というのをご存知ですか?これは千利休の言った茶道を行う上での心構え7項目です。
利休七則
一、服のよきように
二、炭は湯の沸くように
三、夏は涼しく冬は暖かく
四、花は野にあるように
五、刻限は早めに
六、降らずとも雨の用意
七、相客に心せよ
6番目の降らずとも雨の用意とは?
文字のままなら、「いつでも傘を持ち歩く」ですがそうではありません。この七則すべて文字のままではなく、心構えを示しています。なので、降らずとも雨の用意とは、
どんな場面にも柔軟に対応できるように物と心の準備を怠らない。
ことです。
私がいままで出会った、お稽古で用意がとても良い方々の、持ち物を参考にしています。これぐらいの持ち物を持っていれば、稽古でどんなことがあっても焦らずに、柔軟な対応ができるとおもいますよ。
バッグの中身のリストはこれです
基本的に稽古に参加する時の服装(着物か洋服か)で持ち物は違ってきます。今回は着物での持ち物で説明したいと思います。これぐらいあれば着物でのお稽古の時に何があってもあまり焦らず余裕をもてます。
- ❶数寄屋袋:帛紗、古帛紗、懐紙、小茶巾、扇子、菓子切り、ビニール袋
- ❷履き替え用の足袋
- ❸風呂敷
- ❹水屋着
- ❺白無地封筒(長形4号)
- ❻熨斗袋
- ❼筆ペン、ボールペン
- ❽新札(千円札5枚程度)
- ❾メモ
それぞれ詳しく説明します。
❶数寄屋袋(写真から説明します)
1)菓子切り、2)懐紙、3)古帛紗、4)帛紗、5)扇子、6)小茶巾、7)ビニール袋。
予備として扇子を一本余分に入れて2本持っていく場合もあります。
特に菓子切は懐紙に挟んで保管している場合は、入っているかしっかり確認をしましょう。菓子切りを忘れてしまうと、主菓子が食べられません。。私は2度ほど忘れたことがあるのでいつも菓子切りは入っているか確認しています。
ビニール袋はゴミ袋として使います。お菓子の包み袋、ちまき、柏餅のように葉で包んであるお菓子を食べた後の葉を入れたりします。ビニール袋は折りたたんで入れています。
小茶巾は、濃茶を飲んだ後に飲み口を拭う柔らかい紙です。紙を折りたたみ、水で湿らせておきます。前もって湿らす前の紙を袋に折りたたんで入れておき、お稽古に出かける前に湿らせて袋にもどしています。
❷履き替え用の足袋
足袋はお稽古場に到着したら、洗いたての足袋に履き替えます。道中草履で移動していると、知らない間に足袋が汚れています。道中の汚れを防ぐ足袋カバー(足袋の上に履き足袋をカバーして道中の汚れを防いでくれる)でもいいですが、カバーしきれない汚れもあるので、足袋カバーをしていても、一足持っていきます。
❸風呂敷
室内に入った際、道行、羽織やショール、鞄などを包んでおきます。
また、例外的な使い方ですが、準備や後片付けの際エプロンとして使うことも可能です。着物のおはしょりと帯の間に挟むと、エプロンのようになります。水屋着を持っていない時など、作業するときに多少は着物が汚れるのが防げます。
❹水屋着
準備や片付けをする時に使う着物の上に着る割烹着のようなものです。着物を汚したくない場合用意します。着物が汚れても気にしないお稽古用の着物だったら必要ありません。
❻熨斗袋、❺白無地封筒(長形4号)、❼筆ペン、ボールペン
御礼などで必要なときがあるので、リボン結びの熨斗袋を1枚用意しています。筆ペンは熨斗袋が必要な時に記入用です。封筒は御礼以外でお金を入れたりすることがあるので、そのために用意しておきます。
❽新札
先生にお支払いをする時に、必要な時があるので、1000円札5枚程度を用意しておきます。
❾メモ
点前の中で、覚えたりすることがたくさんあります。それらを、忘れないうちに稽古場で記入します。点前の細かい注意点は家に帰ると忘れてしまうので、点前が終わったすぐに書き写します。
けっこう数がありますね。
ここまで入れると、荷物が増量します。軽いものを選ぶ
これらを鞄に入れると、とても荷物が多くなります。草履を履いて重い荷物を持っての移動はかなり辛いです。なので、すべての持ち物を軽さ重視で選ぶことです。
鞄は軽いナイロン製。
風呂敷もナイロン製
軽い鞄
鞄の素材で一番重いのが革です。
革>綿>ナイロン
重さはこの順番で軽くなります。ナイロンバッグはスポーツバッグのようにカジュアルに見えてしまいますよね。私は着物でも似合うナイロンバッグとして、ロンシャンのル プリアージュを使っています。荷物もたくさん入って軽いし、水にも強いです。ロンシャン公式はこちらです
軽い風呂敷
持ってる風呂敷の中で柄が気に入っているのは綿製ですが、お稽古に行く時は、軽さ重視でペラペラのナイロン製で持っていきます。軽くて薄いので鞄の中で場所を取らず、持ち運びには便利です。楽天で販売しているこれなど。
https://item.rakuten.co.jp/suteteko/hurosiki03/
あと水屋着とかもナイロンであるといいですが、まだ見つかっていないです。
お稽古の行き帰り鞄の重さで疲れてしまって、行くのが億劫になってしまわないように、軽くできるところは軽く。でも、お稽古でも焦らずに落ち着いて、先生からたくさんのことを吸収できるように、準備はしっかりしていきたいですね。
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