靴を選ぶように足袋を「フィッティング」をしてから買いました

1月の中旬頃までは、お正月や事始めで着物を着た方も多かったんではないでしょうか。着物と帯の柄や、バッグ、草履などかっこよく着たいと思えば思うほど、気にするアイテムが多くなります。今日は、気にする事で自分の着物の着こなしに自信が持てるようになった、足袋について書きたいと思います。

足袋といっても、最近オシャレな模様がデザインされた足袋もありますが、私が気にしたのは、サイズの選び方です。

足袋は靴と同じ cm でサイズの表記がされています。私も、そのサイズを見て選んでいました。しかし実は足袋には、足を立体的に測定した「型」でもサイズ展開をしているメーカーがあります。足のつまさきからかかとまでの長さは靴と同じようにcmで。足の甲の厚みは型で。足袋は足全体を包むもの、なので型からも選んでみるととよりピッタリと来るものが見つかります。

なぜピッタリがいいのかというと、高さがしっかり足にフィットすると、足袋の表面にシワが寄りません。しわが寄らないと、草履も裾も足元が美しく清潔に見えます。

足の甲が薄い人の足袋

以前、初釜でお点前をする時だったでしょうか、着「綺麗に着こなしたいなぁ。」と思う時がありました。いつもはネットで買っている足袋をデパートで買ってみようかなと思いつき、デパートの呉服売り場に行きました。その際に色々と試し履きをしました。店員さんに「足の甲がうすいからこっちのほうがいいと思います。」と言われて試させてもらったのは、福助の足袋。福助の足袋は 靴と同じ  cm のサイズ以外に足の厚みも加味した5種類の型で展開されています。それは甲の高さの段階に合わせて

  • ふっくら
  • ゆたか
  • なみ
  • ほそ
  • ささ

があり、上から厚みがあり、下に行くに従い薄くなります。

福助さんのホームページはこちら

https://www.fukuske.com/f/tabi_sizeguide

何個か試させてもらい、結局私は「ささ」でした。厚みが一番薄い型です。

足の甲が薄いと、履き心地のいい靴のデザインも限られる

思い返すと、以前靴屋さんでも足の厚みが薄く横幅が細いいため、履ける靴が限られてくる、と言われたことがあります。ビルケンシュトックのボストンを買いに行ったとき、「ボストンだと足のなつま先からかかとまでのcmサイズを合わせたとしても、高さに間ができてしまうので歩きづらくなるので、もう少し深く、足首の方までカバーしていて、それに加えてベルトなどで靴が足に固定できるデザインににしたほうがいいと言われました。
私が日頃履きづらいと思っている靴の形は、

  • ミュール(かかとがサポートされていないサンダル)
  • 足の甲が出るパンプス
  • バレエシューズ

昔は無理して履いていましが、今は歩きやすいことを最優先にしているので、上記の靴は履きません。専ら足の甲までカバーされているスニーカーかブーツを選んでいます。
こうしてよくよく振り返ってみると、自分の足は甲が低い薄っぺらかったんです。甲が高いのは靴がきついから気が付きますが、甲が薄いのは、ちょっと靴が履きづらいだけで、「このデザインはそういうものなのかな」と考えて自分の足が比較的薄いことに気が付かないことが多いのかもしれません。

靴を選ぶように足袋もフィッティングを

足袋とは「和服での靴下」ではなく、より靴に近いと考えてみてはいかがでしょうか。靴として考えて、一度数種類の足袋を実際に履き比べてみるフィッティングをおすすめします。
足の型にあった足袋を選ぶことで、着物の立ち姿で目につく、足の甲の部分にシワが寄らず、足元が綺麗に、草履も着物もより一層映えると思います。ぜひお試してみてください。







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Ria
フリーランスでデザインの仕事をしつつ、週末はお茶のお稽古や、お茶を楽しむ会を実家のお茶室でひっそり開いています。グラフィックデザインと茶道を往来する中で、茶道の知識がデザインに役立ったりしています。
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