お正月飾りの鏡餅は陶器製の作り物を使っています。

3年前ぐらいから鏡餅は陶器製のものを使っていています。硬いお餅を包丁で切る大変さもなく、乾燥で割れることもない。気に入って使っています。

子供の頃は年末に家で機械で餅をつき、お正月の雑煮にいれるお餅と、大小の丸を粘土細工のようにこねこね作り、鏡餅にしていました。また夫の家では毎年、近所のお店でのし餅と、手作りの鏡餅買っていたそうです。飾っていた鏡餅は、鏡開き(私の住んでいる関東地方では1月11日です)の頃になると乾燥して割れてしまっていたそうです。その割れたお餅を小さく砕いて、母親が油で揚げてくれたおかきがすごく美味しかった。という話をよくされます。「それおいしいんだろうなあ」と思いますが、私にはそこまでする余裕は今のところありませんので、おいしいおかきは昔話としてとっておいてもらいます。

そういう当時は当たり前のように過ごしていたお正月の風景ですが、今となってはとても手間ひまのかかる、贅沢な時間だったんだなあと実感をしています。

鏡餅 充填タイプを買っていました

変わって現代、私は鏡餅はスーパーで購入していました。スーパーの鏡餅はプラスチックのパッケージに入っているので、衛生的で乾燥もしません。しかし、2段で一つのパッケージなので、餅2段分の厚みがあります。

これを鏡開きで開くのはむずかしい。。鏡餅は年神様へのお供えなので、それをお下がりでいただく場合「切る」という表現はつかいません。本来は、木槌で叩いて割ります。(現代生活では、包丁で「切る」のかもしれませんが、「開く」といいます。)

毎年、鏡餅をすんなり切ることができなかったので、悪戦苦闘をしていました。その苦闘にかかる時間と労力、また苦労するものを購入することに疲れてきました。

陶器製の鏡餅を導入しました

そんな悩みから、毎年使い回せる陶器製のものを採用しました。街では小ぶりなインテリアとして、マスコット的な作り物の鏡餅があります。材質は、ねんど、陶器、ガラスなど様々です。しかし、マスコット的なものだと小さすぎるので、もう少し大きいものがないかなあと思い探していました。しかし結局みつからなかったです。


なので、ないものは作ってしまおう。と、趣味で陶芸をやっている母に頼んで、ちょっと大きめ(下段の餅の直径が役15cm ぐらい)の鏡餅オブジェを作ってもらいました。毎年年末になると、押し入れからこの鏡餅を出してきて、上に生のだいだいやみかんを乗せて飾り付けています。この陶器製鏡餅を使い始めて、苦労がなくなりました。誤って指を包丁で怪我してしまったら、家事も仕事もできなくなるので、導入してよかったと思っています。

でも… 神棚には本物のお餅です

しかしながら、神棚には、本物のお餅をお供えしています。なので完全に鏡餅を開くことからは解放されません。。神様からのお下がりで、食べてご利益を体に取り込んで、今年も元気に過ごすことを考えたら、切るのも頑張ろうと思います。
ネットで「鏡餅 開く」で検索をしてみたら、電子レンジで少し温めてから切ると切りやすくなるみたいですね。

こんなサイトもありました。
鏡餅を作っているメーカーが紹介している、充填された餅パッケージの取り外し方です。

https://www.abeko.co.jp/?mode=f2

頑張って包丁で切っていましたけど、今年はこれらを試してみようと思います。







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Ria
フリーランスでデザインの仕事をしつつ、週末はお茶のお稽古や、お茶を楽しむ会を実家のお茶室でひっそり開いています。グラフィックデザインと茶道を往来する中で、茶道の知識がデザインに役立ったりしています。
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