前回は、理想的な着物の枚数は6枚と、書きました。
しかし現在は14枚ほど。この8枚を減らすために、思いつくのは、この3点です。
- 誰かに譲る
- 他の用途として使う
- 捨てる
「着物買取」のリサイクルショップもありますが、買取されるのはほんの一部だとおもいます。義母の着物を、着物買取業の何社かに見積もりを取りましたが、ほとんど値段がつかなかったです。昔の着物だったので、現代ではみかけない柄や色使いで素敵でした。しかし、アンティーク的な価値は加味されず、新しい「今着られる=買い手が見つかる」着物が買い取ってもらえるだけです。なので、「着物買取」を頼む事は選択にいれていません。
なので、上記3点が私が思いつく、着物を減らす方法です。着物ができるだけ長く、誰かを幸せにできるようにしたいと思っています。
方法1:誰かに譲る
ここまで私の着物が増えてしまったのは、知り合いから「もらった」からです。知り合いの方も処分の方法として「誰かに譲って」いました。
着物をくれた方は、まだ着れる着物を捨ててしまうのは「もったいない」という気持ちで、私に譲ってくれたと思います。
着物をどなたかにあげる時に考える必要があることは、
1)着物をよく着る人に譲る
2)自分より年齢が若い人に譲る
この2点です。しかし、これを満たす人を探すのがどんどん難しくなってきています。なので、この5年くらいは、以前にも増して、着物をくださる方が増えて着たような。。着物を着る人が少なくなっているんですね。
着物を着る人を探す
着物収納は、普通のタンスでは小さくてはいりません。「着物のタンスを持っている=すでに着物を持っている人」にあげるしかありません。着物が好きそうだからと、収納ない人にあげるのは避けたいです。着物を着る機会が少なくなって着ている昨今、そんな人を探すのが難しいくなっています。そう考えて、「欲しい」と思っている人が検索してくれるオークションやフリマアプリなどで売ろうと考えました。出品の手間と、梱包して発送する。着物を入れる箱は大きいので送料もだいぶかかります。それを考えると、近くの誰か喜んでくれる人にあげた方がいいなと思ってしまいます。(見つけるのがむずかしいですが。。)
自分より年齢が若い人に譲る
なぜ自分より「若い人」かと言うと、自分が着れなく(着なく)なった着物はだいたい、年齢に合わなくなって着たから。着物は色や柄で着れる年齢がある程度決まっているからです。だから、その着物に相応しい年齢の人に譲りたいんです。
「好きな色、好きな柄をどんな年齢になっても着ればいい」と心から思います。洋服では、40代50代が蛍光ピンクの服を着ていても、似合っていれば「カッコイイ」と心から思えます。しかし、着物は違うと私は思います。
理由は、私が着物で出かける機会とは、お茶会もしくはフォーマルな場が多いからです。着物で出かける場はその場の雰囲気に合わせる事が重要になる場が多いです(私の場合)。※友人と遊びに行くときは、何を着ていってもいいと思います。
私が「この着物は着ない」思うのは、自分がその着物の年齢を超えてしまった着物。そういう理由なので、譲るとすれば「自分より若い人に」と思います。
とはいっても「若い人に譲る」のも、あともう少し経てば(60歳ぐらいになれば)もうなくなると思います。60歳でも80歳でも変わらないので、誰かに譲らずに、気に入った着物を長く着ることができます。
そうやって考えると「着物を譲る事ができる人」というのは、限られてしまっています。もちろんそういう人には、私だけではなく他の周り人からも、着物がやってきます。譲り受けるものも選べないので、気に入らなければ「自分でこっそり処分するしかないな」と思っているんだなぁ、と思うと、譲り方も相手の迷惑にならないようにしなきゃと思います。
方法2:他の用途として使う
「着物リフォーム」をしてくれる、お店もありますね。洋服にすると、着られる機会が増えますね。私の場合、お出かけも少ないので、外出着は普段着と同じです。なので、洋服にリフォームも素敵ですが、着ていく場がないです。。あと、リフォームの料金も普通にいい洋服が購入できる値段と同じくらいだったりします。だったら、洋服を新しくその値段で買いたいな。と思ってしまいます。
なので、着物を洋服にリフォームするのではなく、インテリアの一部として取り入れてみるのはいいのではないかなと思っています。好きな絵柄を切り取って、気に入っていた着物をインテリアの一部として使うのって、いいと思っています。まずはじめに、加工することの少なそうな、テーブルセンターやタペストリーなどで試してみたいと思います。
方法3:捨てる
最後の手段、古布として資源ゴミの回収日に出す。方法1の他の人に譲っても、方法2の他の用途としてつかっていても、最後は捨てる事になります。なので、その日までタンスに眠らせたままにしないで、できるだけ着て外にでて、多くの人の目に触れさせて、着物を幸せにしてあげたいですね。
こう書くと、最後に思うのは、
「衝動的に着物を買ってはいけない」です
お金、タンスのスペース、メンテするための時間、を節約するために、着物は慎重に買おうと思います。
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