相良刺繍の色打掛

美しい秋晴れの日、学生時代からの友人の結婚式に出席させていただきました。

彼女は最近着物に興味があって、その流れで挙式も披露宴も和服の「和装婚」に。結婚式の半年以上前から着付け教室にも通っていました。当日までに着物に慣れて、所作や立ち居振る舞いも覚えたいというのが希望でした。

結婚式前だとよく、ダイエットやエステを半年以上前から頑張って、完璧な見た目を実現する女子はよく聞くけど、和装の為に、着付け教室に通い所作を美しく、という彼女の姿勢に感動しました。

結婚のお祝いと共に、裏テーマでは着付け教室の成果も披露する式になりました。

素敵な白無垢と豪華な色打掛をチョイスして、立ち居振る舞いも完璧でした。希望がかなって良かったね。この色打掛が「相良刺繍」で四季の草花と鶴が刺繍された、美しいものでした。(携帯カメラなので、刺繍詳細までは見られませんね。。雰囲気ということで。)
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「相良刺繍」は糸で結び玉を作って、それを縫い付けていく細かい作業の刺繍。糸が玉になっているので、細かいビーズ刺繍のように緻密で立体的な見た目がとても魅力的な刺繍です。

私も自分の昨夏の結婚式時、白無垢で「相良刺繍」の物を羽織らせていただきました。素晴らしく着物として美しかったけど、残念ながら私には似合わなかったです。。

玉結びを縫い付けるので、布の表面に厚みが出ます。私は背が低いので、厚みの出た打掛を羽織ると、どうにも野暮ったくなってしまって。。あと、糸が詰まっているので、初夏にはちょっと見た目的に重いかなーと。(物理的にも糸の使用量が多いのでとても重いですが。)

私があきらめた「相良刺繍」を友人が素敵に着こなしていたのは嬉しかったです。背が高くスリムな彼女にはボリュームもいい重厚感になって、秋のしっとりした空気にぴったりの衣装でした。

いつかは「相良刺繍」を纏ってみたいので、その時は帯でチャレンジしてみようかな。







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