津軽塗りの菓子器

最近決めている「旅行先でお茶道具を一つ手に入れる」を、春に行った東北旅行でも実行しました。

津軽塗りの菓子器です。
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津軽塗の独特な模様が好きなので、迷わずこれにしました。でも色で悩みました。赤ベースか緑ベースか、それで結局赤に。でも赤い菓子器持っていた事に気づいて緑にすればよかったかな(苦笑)。

津軽塗りの中でこの模様が出る技法を「唐塗」といいます。「唐」とは、中国からの輸入品を「唐物」と呼んでいた事に由来して、「すぐれているもの」「珍しいもの」の意味だそうです。漆を何層にも塗って乾かしてを繰り返し、表面を研磨し、この模様を出します。

購入したお店は弘前城近くの「田中屋」さん。小物から家具まで、さまざまな種類の津軽漆器を販売していました。店内を見ていたら、昔お茶の先生の家に唐塗の座卓があったことを思い出しました。大きな面積だと本当に大変な行程です。その分とても美しかったです。そして値段も作業量に比例して、気軽には買えない金額でした。







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