一月の床の間

先日、2013年の初稽古をしました。

一月も終わりだったので、世の中はすっかり通常モードですが、ちょっとお正月の気分を思い出すような床の間の設えにしました。

こんな感じです。
01

どのあたりがお正月気分かと言うと、

末広(扇)が松と太陽の絵で:松
02

香合が石に竹の彫刻:竹

03

お花が椿と蠟梅:梅
04

で、「松竹梅」。

ふと、なぜ松竹梅がお祝い事に使われるかを、調べたら元々は中国から伝わってきているものでした。

中国ではこの3種を「松竹梅」と呼ばず、「歳寒三友(さいかんのさんゆう)」と呼ぶそう。

松と竹は寒い時期にも青さを保ち、梅は寒い時期に花が咲く。それが「清廉潔白・節操」

の文人の理想を表現したもの。

日本で使われているお祝いの意味は余りないみたい。中国の絵画で松竹梅はモチーフとして使われていることも多いけど、「お祝い」の意味合いではなく「人格の高さ」みたいな物を表現するために使われていたのですね。

今年もお稽古頑張ります!よろしくお願いします。







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Ria
フリーランスでデザインの仕事をしつつ、週末はお茶のお稽古や、お茶を楽しむ会を実家のお茶室でひっそり開いています。グラフィックデザインと茶道を往来する中で、茶道の知識がデザインに役立ったりしています。
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