懐石料理付きのお茶会をしました。
料理を用意してくださったのは、お茶会にも参加してくれるTさん。
いつも美味しい料理で
懐石料理の教室での成果を披露してくれています。
「初座(しょざ)」のお炭点前は省略しまして、
席入り後、懐石料理を召し上がって頂き、
その後、中立ちして「後座(ござ)」へ。
献立はこんな感じでした。
飯「一文字」
汁「よもぎ麩とつくしの白みそ仕立て」
煮物「かも丸とえび芋の煮物」
焼物「寒ぶりの幽庵焼き」
強肴「九条ねぎと京にんじんの白あえ」
八寸「活巻の酒塩煎りと菜の花からしあえ」
「初座」と「後座」では、陰と陽との場の違いを
表現するために、「初座」は掛け軸。「後座」はお花を床の間に
かけたり、「初座」は薄ぐらい茶室から、
「後座」では日の光りを入れるよう、
天窓を開けるといった表現をします。
ビルの中の窓のない茶室なので、光りの表現は出来ません。
しかし場が変わったという表現をするために、今回は
「初座」から皆が中立ちしている間、お香を焚きました。
「初座」の懐石料理の良いにおいが「後座」では残らないように。
これ、結構好評でした。場の変化がついて、一服の
お茶へと気持ちが新たになったようでした。
そして、薄茶を皆さんに差し上げました。
菓子「梅暦」
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使用したお香
梅兆(梅ヶ香という練香を棒状にしたお香)/山田松香木店
薄茶でのお菓子
梅暦/鶴屋八幡
ピンク色のきれいなきんとんです。
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早く暖かくなって
ほんとうの梅が見たいですね。
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